ここでしか学べないことがあり、
ここでしか出会えない人がいる
北陸学院高等学校 教諭(英語科主任)
平田 純
2002年 外国語学部英米語学科 卒業

私にとっての北陸大学

自分にとっては、「先生になる」という子どものころからの夢をかなえてくれた場所です。大きな大学ではないかもしれませんが、北海道の小さな町で生まれ育った自分にとって、ここで全国、全世界の人たちと出会えたことは、人生経験の幅を大きく広げてくれました。自分という存在を学生から社会人へと変貌させ、しかも夢だった職業へと導いてくれた時間と場所を提供してくれたのが北陸大学です。

学生時代の思い出

数え上げるときりがないのですが、ひとつは「手話部」の活動です。大学入学前、ある出会いをきっかけに手話に興味を持ち、大学で4年間学び、ときには教えることもありました。言葉を学び、教えるという経験は、今の仕事の基礎になったと思います。 もうひとつは教員採用試験に向けた勉強です。学生ならではの極貧生活(当時は寮生活)を送る中で、夜食を買い込んで友人のアパートに上がりこみ、夜中まで問題を解いて語り合ったことは本当にいい思い出です。結果的に現在は2人とも教員をしています。

今につながる体験

当時、少人数制のゼミで英語教授法を学び、同級生たちと試行錯誤、切磋琢磨しながら授業を組み立てました。それでも母校で行った教育実習では最初はうまくいかず、涙を流しました。あの時の悔しさは今でも思い出します。「授業で恥をかきたくない」という思いが自分を成長させたのは間違いありません。それがいつしか、「一生懸命取り組むこと」=「楽しさにつながる」というモチベーションに変わっていきました。学生時代の失敗は大切な糧です。

母校へのエール

英検すら受けたことのない自分を根気強く成長させてくれた面倒見の良さ。卒業して20年以上経っても名前を呼んでくれ、気持ちよく挨拶を交わすことができる先生、職員のみなさんがいること。数字には表れない部分ですが、そういった点が北陸大学の魅力です。時代の変化の中で改革を続けながらも、人情味あふれる「人間臭さ」は守り続けてほしいです。

※所属・肩書は取材時点(2023年7月)のものです。

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