自分で人生の目標(山)を決め、
工夫しながら積極的に、諦めずに歩み続ける
国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構(JAXA)
研究開発部門 第一研究ユニット 
主任研究開発員
向井 達也
1994年 外国語学部英米語学科 卒業

現在までのキャリアパス

私は大阪の工業高校で建築を学び、北陸大学の外国語学部で英語やドイツ語を学んだ後、名古屋の理系の専門学校で電気通信技術に関する資格を取得しました。就職活動は、語学×技術の二刀流で活躍できる就職先を模索し、その中のひとつがNASDA、現在のJAXAでした。
現在は、衛星や探査機が宇宙で観測したデータ等を地上に高速かつ大量に送るための宇宙光通信技術の研究開発に携わっています。私が扱っているのはレーザーで、目に見えない光を使って地球に観測データ等を送り届けることですが、そこでは宇宙と地上の間にある地球大気等が観測データ等を送り届ける光通信を邪魔します。そこを補償し地上に観測データ等を送る技術がまだ確立できておらず、研究開発を続けています。

大学時代の思い出

語学のブラッシュアップに励んだ4年間でした。2年時に短期留学でハワイの姉妹校に行き、帰国後は夏休みを利用し、第2外国語のドイツ語を学ぶために大阪の学校に行きました。3年時は、同じ姉妹校を再訪問し英語学習を進め、ドイツ語も語学専門学校や先生の紹介で金沢大学文学部のドイツ語クラスを訪問しました。
それ以外でも当時の先生方には大変お世話になりました。アルバイトでお金を貯め、バックパッカーとしてドイツ語圏を放浪した時は、ドイツ人の先生の親戚の家にホームステイさせていただきました。ドイツ学術振興会の留学生募集の申請手続き等をしていただいたこともあります。

後輩へのエール

自分の人生の目標(山)をどこから登るのかはその人の自由です。時間がかかっても最後に到達できればいいのです。ただ、決められた時間はそれぞれにありますから、それを頭に置きながら着実に粘り強く、積極的に前に歩み続けてほしいと思います。
私の学生時代と比べると、今はたくさんの情報を入手できる環境にあると思いますが、本当にその情報が正しいかは自分で確かめるまで分かりません。 自ら足を運んで情報を獲得し、目・耳で確かめる行動力が大切です。

※所属・肩書は取材時点(2022年9月)のものです。

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