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Wライセンス保持者 河上さまのインタビューを掲載

医療保健学部 / 2016.08.10 update


病院全体を俯瞰(ふかん)して
自分にしかできない仕事をする喜び

射水市民病院 医療機器管理室長 河上 肇 さん(臨床検査技師、臨床工学技士)



2つの資格を武器に、院内全体のミスやトラブルを防ぐ

医療機器の進歩に伴って、1988年に新しく臨床工学技士の資格が生まれました。臨床検査技師として働く傍ら医療機器の取り扱いや管理に携わっていた私は、従来の業務を引き続き行い、さらに高度な医療機器も取り扱えるよう、臨床工学技士の資格を取得しました。2006年には独立した部署として、新たに医療機器管理室が発足しました。現在は、私が室長を務め、院内で使用されるすべての医療機器の管理に取り組んでいます。

私の役割は、病院全体を俯瞰して、ミスやトラブルの起きない危機管理の仕組みを構築することです。新しいシステムを導入する際や、システムの改善を行う際には、臨床工学の知識に加えて臨床検査の現場経験があることが大いに役に立っています。人の命に関わる医療の現場で、ダブルライセンスを持つ自分にしかできない仕事があるということに大きなやりがいを感じています。



臨床検査と臨床工学は、診断と治療を担う医療の両輪

臨床検査技師と臨床工学技士の仕事は、常に連携しながら機能しています。呼吸器疾患の患者さんには臨床検査技師が呼吸機能検査を行い、臨床工学技士が人工呼吸器を操作します。人工透析患者さんでは、臨床検査技師が血液検査を行い、臨床工学技士が透析装置の操作や透析液の管理を行います。臨床検査技師の診断技術と臨床工学技士の治療技術は、医療の現場を支える両輪のようなものだといえるでしょう。

この2つの資格を同時に持つことで、仕事の幅は2倍以上に広がります。両方の資格を在学中の4年間で取得できる北陸大学の医療保健学部は、全国でも数少ない非常に恵まれた環境だといえるでしょう。臨床検査技師と臨床工学技士はどちらも、データや機械と人とをつなぐ仕事です。「機械が好きで、人が好き」という方には是非ダブルライセンスを目指してほしいと思います。



一生学び続ける気持ちを持って、人の痛みが分かる医療人に

私は白衣を着ている限り、健康で学び続けたいと思っています。それが私なりの患者さんに対する責務と考えています。人の命に関わる仕事だからこそ自分の役割を成し遂げたときの喜びや新しい仕組みを創り上げたときの満足感は、この上ありません。一生学ぶ気持ちがない人に、こんなに楽しい仕事はさせられません。

私たちが接する相手は病める人たちです。医療を担う一員として、痛い、つらい、怖いという患者さんの気持ちに、どうぞ寄り添ってあげてください。幅広い知識と技術を身につけた方が、現場でしっかりと経験を積み、人の痛みの分かる医療人に成長されることを願っています。

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