トピックス
TOPICS

Wライセンス保持者 高畠さまにインタビューさせていただきました。

医療保健学部 / 2016.08.09 update


1分1秒を争う医療の現場で
検査と工学、2つの技能が命を救う

公立松任石川中央病院 安全対策室長 高畠 外美子さん 



命を預かる機器の安全を守り、新技術の導入にも尽力

臨床工学技士の国家資格が誕生したのは1988年、私が臨床検査技師の仕事に就いて18年目の頃でした。当時の医療機器は今に比べて故障が多く、突然電源が入らなくなることもありました。緊急医療の現場にいた私はいざというときの機器のトラブルを無くしたい一心で、臨床工学技士の受験を決意しました。

仕事をしながら毎週土日の講義に通い、第一回目の国家試験に合格。人工呼吸器や心臓ペースメーカーなど患者さまの命を預かる医療機器を管理するほか、新技術である心臓カテーテル検査の導入に、医師と二人三脚で取り組んだこともありました。医療機器の高度化、複雑化に伴い、院内における臨床工学技士の役割が、年々大きなものになっていると感じています。



脳波・筋電図や心電図を読み取りながら、機器の調整や準備ができる

臨床検査技師と臨床工学技士、両方の資格があれば、一分一秒を争う医療の現場で非常に大きな力を発揮することできます。例えば緊急手術の最中に、術中モニタリングを行い、重要な中枢神経機能の温存を図るため、次の準備を行うことができます。脳波・筋電図や心電図を見ながら医療機器の調整ができるのも、ダブルライセンスならではの強みですね。

手術の後、患者さまと廊下で出会い「戻ってこられたのはあなたのおかげ」「呼び戻してくれてありがとう」と、涙ながらに声をかけていただくことがあります。検査と工学、2つの役割を担うことは容易ではありませんが、そういう言葉を聞いたとき、自分にできる限りの努力をしてきて本当によかったと感じます。



患者さまの隣に寄り添って、気持ちを思いやれる医療人に

医療の現場ではいま、幅広い専門知識を持ち、チーム医療の一員として他職種の人たちと協力して仕事に取り組める人材が必要とされています。北陸3県で初めてダブルライセンスの取得を可能にし、薬学や医療情報システムについても広く学べる北陸大学医療保健学部はまさに、これからの医療人を育てる環境。卒業生の活躍に、大いに期待しています。

医療を志す上で大切なのは、患者さまの隣に"寄り添う"姿勢です。データや機械ばかり見つめていて、患者さまの容態の変化や不安に気づかなくては意味がありません。医療は人が生きていく上で、いちばん重要な仕事のひとつだと思います。人を思いやることのできる職業として、ぜひ頑張ってください。


医療保健学部の直近のトピックス

  • 「北陸技術交流テクノフェア2020 on the Web」に出展します
    「北陸技術交流テクノフェア2020 on the Web」に出展します
  • 北陸大学生赤十字奉仕団の活動について北陸中日新聞に掲載
    北陸大学生赤十字奉仕団の活動について北陸中日新聞に掲載
  • 医療保健学部FD研修会を開催
    医療保健学部FD研修会を開催
  • 「輪島市との連携研究」について北國新聞に掲載
    「輪島市との連携研究」について北國新聞に掲載