金沢赤十字病院

医療保健学部 医療技術学科
2020年度卒業
4年制大学で臨床検査技師・臨床工学技士のWライセンスを取得できるところに魅力を感じました。また医療保健学部は、実際に臨床検査技師・臨床工学技士として働き、臨床現場での経験が豊富な先生ばかりで、現場で活躍することを意識した知識やスキルを学ぶことができることも決め手の一つになりました。

臨床検査・臨床工学、両方の知識を身につけることで、一人ひとりの患者さんに対して多角的な視点を持って考え、アプローチすることができると感じています。私は臨床現場に出た際、少しでも多く患者さんと関わっていきたいと考えています。チーム医療の一員として、2つの資格を駆使することで自分にできることが増えるというのは、とてもやりがいと魅力を感じます。

金沢赤十字病院で実務実習させていただいたことが志望するきっかけになりました。実際に多職種の機関や団体と連携し、一人ひとりの患者さんのご意向や日々の生活に寄り添った医療を提供されている姿を拝見し、とても魅力を感じました。
医療の世界を志したきっかけは、家族が病気になったことです。その時、病気に対する恐怖よりも、病気についてわからないことに対する怖さを感じました。自分が家族を支えるために何ができるかを考えた結果、健康や病気について学ぶことのできる医療職を志すことを決めました。
高校時代から始めたボランティア活動に大学でも取り組んでいきたいと考え、1年次に社会人で構成される石川県青年赤十字奉仕団に入団し、2年次には北陸大学学生赤十字奉仕団を結成しました。救護スタッフや防災訓練などのボランティア活動の他に、知識を深めるための研修会や奉仕団間の交流を図るための催し物などの企画にも携わりました。
医療職を目指す上で、患者さんや様々な医療職の方たちとコミュニケーションを取れること、協力していくことはとても大切なスキルです。活動を通して様々な背景を持つ方々と自ら積極的に関わり、何かを一から作り上げていくという貴重な経験をさせていただいたことで、自分一人でできることの限界を知り、協力し合うことの難しさと大切さを改めて感じました。
高度化する医療では、診断・処置・治療どの段階においても医療機器は欠かせないものです。そのため、医療従事者が安心して医療機器を使用できることが大切だと考えます。
また、在宅医療が重視され、医療従事者だけではなく患者さん自身やご家族の方が精密な医療機器を扱う場面も多くなってきています。患者さんにとって身近ではない医療機器は、わからないものに対する不安を感じてしまうかと思います。
医療機器のスペシャリストとして、そんな患者さんの疑問に応え、不安に寄り添うことができる臨床工学技士になりたいと思っています。
大学生活は思っているよりも、あっという間に過ぎていきます。いろんな経験をしてください。先生方や友人とたくさん話をしてください。大学生活で得たものが、きっと皆さんの大切な思い出や大きな力になると思います。目の前のことに全力で取り組んでいってください。