専門
- 組織論
- 経営管理論
- 情報経営論
主な担当科目
- 経営学入門
- 経営史
- 情報リテラシー
所属学会
- 日本情報経営学会
- 日本経営学会
- 経営学史学会
- 経営哲学学会
- 組織学会
- 地域デザイン学会
趣味
- トレイルランニング
- マウンテンバイク
- スケートボード
- 音楽
- 飲食全般
私の考えていること
よりよく生きることに対して,これまで以上に真剣に向き合うべきなのではないかと考えています。産業化が進んで以来,「生産的」であることは,わざわざ問うまでもなく良いことだとみなされてきました。確かに,産業化によって,皆が同じ時間・場所で規律正しく働くことで,世界的な広がりを持った協働が可能になり,豊かな物質文明を築いていくことができました。
しかし,無反省に生産的であろうとするばかりに,環境破壊を導いてしまったことはもちろん,産業化以前の生き方,すなわち,季節の変化に合わせて仕事に緩急をつけたり,自分の身近な生活領域で生計を立てる活きいきとした生活様式が等閑視されてしまっていることも事実でしょう。
だからといって,過去に戻れというのではありません。現状の制度は,変革の重要な資源でありながら,その制度に亀裂を入れる論点は,往々にして過去に眠っています。経済的な価値が見直されている今こそ,「生産性」の神話を解きほぐし,これからの私たちがいかに生きていくのか議論しなければならないのではないでしょうか。
高校生へのメッセージ
大学は,自分の個性に磨きをかける重要な場所です。個性に磨きをかけるには人との交流が必要不可欠です。極端な個人主義に突っ走ろうとも,それが個性として,自分が生きているうちに文脈づけられるためには,他者がどうしても必要になります。大事な仲間を見つけてください。
おすすめの本
- 石井淳蔵 『マーケティングの神話』 現代岩波文庫,2004年
- ジェイムス・スーズマン 『「本当の豊かさ」はブッシュマンが知っている』 NHK出版,2019年
- アンドレ・ブルトン 『ナジャ』 岩波文庫,2003年