専門
- 分子生物学、 神経科学
主な担当科目
- 生物学
- 生化学
- 生化学実習
- 細胞生物学
所属学会
- 日本分子生物学会
- 日本神経科学会
- Society for Neuroscience(北米神経科学会)、
趣味
- 釣り
私の考えていること
現在のような社会の激動期に、将来幅広い分野で活躍することが期待される北陸大学の学生にとって重要なことは、貴方がたの専門となる学問、例えば臨床検査学、臨床工学、薬学また経済学、語学等の基礎を正しく習得することではないかと考えています。
基礎こそ応用の基盤であり、発展の土台です。基礎を正しく身につけた学生は、将来、自分自身で新しい道を切り開かねばならない時、自分で何が問題かを認識し、必要な知識を自ら学習して、自分の力で問題を解決できると思います。
また、正しく基礎を習得するためには、講義や教科書から得た知識を丸ごと鵜呑みにするのではなく、自分で考え咀嚼する必要があります。従って北陸大学の学生は講義や教科書から得た知識を受け身の姿勢で詰め込むのではなく、常に疑問を持ち、積極的に自らの知的好奇心を刺激して、“自ら考える習慣を持つ学生”になることを心がけて欲しいと思います。
高校生へのメッセージ
高校生の間は、なかなか自分の将来をイメージすることは難しいと思います。また、イメージと現実が異なることは、実社会ではよくあることです。従って、先入観を持たずに、失敗することを恐れず、興味のあることは何でもチャレンジすると良いと思います。
おすすめの本
- 「二重らせん」、 講談社文庫、 ジェームス D ワトソン著
1962年にノーベル生理学・医学賞をクリックとともに得たワトソンが、二重らせんというDNAの構造に行き着くまでのドキュメントである。科学者の人間臭い面が率直に書かれており、ノンフィクションの読み物としても面白い。 - 「人体探求の歴史」、築地書館、笹山雄一 著
例えば、(目はなぜ「め」というか)から第1章が始まるように、エピソードが漢字の起源にまで及んでおり、さらに医学的な歴史もコンパクトにまとめてあり極めて興味深い内容である。もちろん最新の知識もわかりやすく解説されており、医療系の学生のみならず、文科系の学生にもオススメの一冊である。