専門
- 経済制度比較研究
主な担当科目
- 経済学入門/ミクロ経済学・マクロ経済学
- 日本経済史/日本経済論
- 国際経済学
- ロシア・モンゴル研究
所属学会
- 比較経済体制学会
- ロシア東欧学会
趣味
- 彫刻
- 家庭菜園
私の考えていること
近代化は人間に自由な活動機会と豊富な財をもたらしてくれました。しかしながら、それは誰にでも同じような恵みをもたらしたわけではありません。それが逆に恵みから隔てられる状況さえ生みます(低開発・経済格差問題)。また、既に恵まれている人々も発展の過程で、その過程から疎外されかねないリスクに晒されていくという皮肉な状況も強まっています(リスク社会化)。こうした問題は、さまざまな場で、利害の対立となり、不幸な対立と武力衝突の原因になっています(地域紛争・テロの横行)。そしてさらに、がむしゃらな開発は地球環境そのものも危機に陥れつつあります(環境問題)。人間は一定のシステムの中でこうした状態をつくり出しているので、これらの問題を解決していくためにも、より良いシステムづくりが必要であると考えています。
高校生へのメッセージ
上で述べたように、私たちが暮らす世界は矛盾に満ちています。その中で生きる一個人のあなたが巻き込まれる問題を適切に解決していくためにも、しっかりした問題認識・解決能力が培われていなければなりません。自分の人生を切り拓くためにも、私たちと一緒に学びませんか。
おすすめの本
- チャールズ・パナティ『はじまりコレクションI・II』日本実業出版社
- ジャック・アダ『経済のグローバル化とは何か』ナカニシヤ出版