国際情勢の最新動向をつかみ、記録し、
視聴者に伝えることが私の役割です
香港鳳凰衛視(フェニックステレビ) 記者
倪 晓雯(ニ ギョウブン)氏
2010年 未来創造学部未来文化創造学科 卒業

ジャーナリストとして

ジャーナリストという仕事のやりがいは、時代を記録できることです。私が勤務するフェニックステレビは国際ニュースに力を入れていることから、国際的な大事件や首脳会議などを取材する機会が多くあります。国際情勢の最新の動向を掴み、記録し、そして視聴者に伝えることまでが私の役割です。
中国の外交政策と考え方を把握し、世界各地の華人華僑が理解しやすい形で中国の視点を提示することで、視聴者が今の世界をより客観的かつ全面的に理解できるように課題感をもって取り組む毎日です。

現在までのキャリアパス

就職後は金融分野でジャーナリストとしてのキャリアをスタートさせました。金融についてゼロから学ぶのは大変でしたが、当時学んだ知識は今も役立ち、現在の担当する国際分野においても新しい視点をもたらしてくれます。
ジャーナリストであり続けるということは、学び続けるということです。この仕事を始めて11年経った今も、新しいトピックや初めてお会いする方のインタビューの前には、長い時間をかけて勉強します。仕事の内容は変わっていくけれど、「生涯学習」という考え方は変わりません。

学生時代の思い出

北陸大学のキャンパスはきれいで、ゆったりとした時が流れ、興味があることに熱中する時間が十分確保できました。園山先生にフランス語を教わったり、岡崎先生にラテン語を教わったり、プールで泳いだりと、今思えば本当に自由な時間でした。
大学院入試に向けて親友たちと毎日図書館で勉強したことも覚えています。みな希望の大学院に合格し、今は好きな仕事に就いています。頻繁に連絡をとっているわけではありませんが、あの頃のことはすてきな思い出としていつも私たちの胸の中にあります。

母校へのエール

北陸大学に留学したことで、素朴で、静かで、豊かな日本を体験できました。母校が創立50周年を迎えるにあたり、より多くの学生、より多くの中国人留学生が、この美しい大学を知り、ここで学び、大都市と異なる日本の魅力を感じることを願っています。

※所属・肩書は取材時点(2023年8月)のものです。

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