北陸唯一の私学の薬学部として
成長を続けてほしい
シード株式会社 代表取締役
青野 縣一
1982年 北陸大学薬学部薬学科 卒業

現在までのキャリアパス

卒業後は病院の薬剤部を経て、先輩が経営する薬局に勤務しました。当時は医薬分業はほとんど進んでおらず、一般医薬品や雑誌などの販売が主な仕事でしたが、調剤業務にはない面白みがありましたし、接客の心構えや店舗づくりについて学んだことが後々非常に役立ちました。
その後、調剤薬局に勤務して薬局での調剤のノウハウを学び、1997年にシード株式会社を設立しました。現在は大阪市内で2つの薬局を運営し、地域の薬剤師会、医師会、歯科医師会と連携して地域医療の発展に貢献するほか、複数の大学の薬学部実務実習生を受け入れて後進の指導に努めています。

学生時代の思い出

私は北陸大学進学に伴い、親元を離れてひとり暮らしを始めました。友人や恩師との出会い、恋愛、寮生活、勉学など、すべてが新鮮に感じられたものです。部活動ではサッカー部で関西薬学リーグに出場したほか、有志で自動車部を立ち上げました。
金沢の生活で記憶に残っているのは冬の雪の多さです。当時は毎年かなりの雪が積もりました。学校に登校するのも困難な日々が続き、さらには住んでいるアパートの水道水が凍結して水が出ないことから、バケツを持って近隣の飲食店に水を貰いに行ったことが思い出されます。
学生生活を共にした同期や先輩・後輩とは今でも交流があります。関西在住者は毎年7月と12月に集まって食事会や飲み会を開いており、楽しく有意義な時間を過ごしています。

母校へのエール

北陸大学が4学部7学科となり創立50周年を迎えることは素晴らしいことです。少子化が進み、先行きが不透明な時代ではありますが、さまざまな分野で活躍する卒業生の力も借りながら、大学のますますの活性化につなげていってほしいと思います。特に薬学部は北陸3県で唯一の私学の薬学部として、多くの薬剤師を輩出しています。金沢というブランドを活かし、母校が多くの方々に認知され選ばれる大学に成長することを期待します。

※所属・肩書は取材時点(2023年8月)のものです。

ロングインタビューはこちら

北陸大学の未来へ。

募金のお願い本学が標榜する「学生の成長力No.1の教育」の
継続実践に資することを目的に、
皆さまのご厚志を募っております。
ご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。