MR
MRとは
製薬会社の営業担当者「医療情報担当者」を意味するMedical Representativeの頭文字をとってMR(エムアール)。医師を訪問して、自分の会社の薬について効能や副作用、使い方の注意点などを伝えることが主な仕事です。
現在のMR
幅広い情報で、医師、薬剤師、看護師を支える

薬のメーカには、MR(医療情報担当)という職種があります。他学部の卒業生も就くことはできますが、薬に深く関係する仕事なので、薬剤師の資格と知識が活かせる職業です。製薬会社で働く三ツ間泰弘さんに、その仕事内容を聞いてみました。「お医者さまを訪問し、自分の会社の薬について、効能や副作用の情報を知らせるのが主な仕事です。新しく発売された薬では特に、そうした情報提供が必要です。そして、実際に患者さんに薬を使ってもらって、効果はどの程度あったか、副作用がどのように出たのか、逆にお医者さまから情報をもらうこともします。」
さらに、自分の扱う薬に限らず、広く医療に関する情報を提供することもしばしばです。取材をした日に三ツ間さんはとあるクリニックで、医師、看護師、近隣の薬局の薬剤師などを集め、1時間弱の勉強会を開いていました。この日のテーマは、高血圧治療の新しい基準についてと、人間がしてしまうミスとそれを防ぐ方法について。スライドを使ってわかりやすくレクチャーします。勉強会の目的を「お医者さまは忙しいので、的確に広い範囲の情報を手に入れるお手伝いをします」と三ツ間さんは語ります。
情報提供が主だが、MRは、自社の薬のセールスをするのも仕事です。話がうまくて派手さがないと務まらないのでは?そんな疑問に「お医者さまに信頼されないといけませんから、何より誠実さが大切。派手である必要はありません。私自身も高校生まで人と話すのは得意ではありませんでした」と答えてくれました。
病院や薬局にはいないが、薬を通して人の命を預かる仕事だから、いつも責任と思いやりを大切に考えるという三ツ間さん。ふだんの仕事が、すなわち「社会貢献」になることが誇りです。