専門
- 情報薬学
- 統計学
- 環境薬学
- データマイニング
主な担当科目
- 実務事前学習
所属学会
- 日本薬学会
- 日本化学会情報化学部会
- 情報計算化学生物学会
- 日本計算機統計学会
趣味
- 自転車
私の考えていること
統計学やデータの解析は、数字を取り扱うだけの無機質で、面白みのない、小難しいことと思われることもありますが、蓄積された情報や経験を、より役立つ情報や根拠へと昇華させるための方法であり、使い方によっては非常に役立つものです。薬学でも色々な場面で使われており、例えば、新薬Aが今までの薬Bよりも良く効くかを判定することや、医薬品使用時に起こった有害事象の報告から偶然起こった事象と偶然ではない本当に有害な事象を判別することなどに使われています。
統計学やデータ解析は様々な情報が溢れる現代において有用である一方で、情報に誤った解釈を与えてしまう危険性があり、場合によっては自身に都合のよい結果を示すために悪用することも可能です。ですから私自身も解析を行う際には、意識せずにそのような誤りに陥ることのないよう、また、それら情報が示すことを都合よく歪めることなく、可能な限り的確に捉えたいと考えています。
高校生へのメッセージ
学内に設けられたテーブルで学生さん達が勉強している姿を見かけます。身近な友人や先輩、後輩が勉強している姿を見ることは、自身の勉強の励みとなり、支えとなるでしょう。皆さんもそういった環境で励まされ、支えられ、また他の人の励みになり、支えになってみませんか。
おすすめの本
- 『シグナル&ノイズ』 ネイト・シルバー著、川添節子訳 (日経BP社)
未来を予測するためのデータ解析をテーマにした本です。